ホーフブルクその1

ウィーン1区にそびえるホーフブルク(Hofburg 王宮)は、リンク・シュトラーセ沿いにあり、ブルク庭園、フォルクス庭園というふたつの庭園を持っています。このふたつの庭園は誰でも自由に入ることができますので、庭園にあるベンチに座って本を読んだり、おやつを食べたり、犬と遊んでいたりするウィーンの人たちをよく見かけます。

ウィーン散策の合間にのんびり庭園で休憩してみるのもいいかもしれません。フォルクス庭園側には、観光用の馬車が何台も待機しています。ちなみに、フォルクス庭園側にはカール大公騎馬像と、オイゲン公騎馬像があり、ブルク庭園側には有名なモーツァルトの像とお花で描かれたト音記号があります。

ホーフブルクは、ヨーロッパの名門、ハプスブルク家が13世紀の終わりから1918年までの600年以上の間、住居として暮らしていたお城になります。今ではホーフブルクの中にはいくつもの博物館があります。住居として使われていた頃の面影を見つけたければ、「皇帝の部屋とシシィ博物館(Kaiserappertements und Sisimuseum大人€8.90 25歳までの学生€7銀器コレクションとの共通券になっています)」に行かれることをおすすめ致します。この博物館はまずは、「銀器コレクション(Silberkammer)」の見学から順路が始まります。

ハプスブルク王家が使っていたとされる銀器や、食器がたくさん展示されています。実際にテーブルにセッティングされた状態で見ることができるものもありますし、アウガルテン等、有名な工房で作られたものもたくさんあります。かなりの数が展示されています。

「銀器コレクション」から、「皇帝の部屋とシシィ博物館」への移動は少し面倒です。一度、ショップを通って、矢印を目印にして、(ドアが開いていることが多いですが、過去に閉まっていることもあったので注意してください)ドアの向こう側にある階段を3階まで上ったところに入り口(Eingang アインガング)があります。「シシィ博物館」部門では、シシィが実際に来ていたドレス(背の高さとドレスのウエストの細さに驚かされます)や、アクセサリー等を見ることができます。

これに続く「皇帝の部屋」部門で、いかにも王宮らしい、豪華な家具や肖像画を見ることができるようになっているのですが、質素であったことで有名なフランツ・ヨーゼフ1世らしく、彼の部屋は意外なほど、慎ましやかな家具が展示されていたりします。エリザベートの部屋には現代女性のOLさんのお部屋なんかにもよく置いてありそうな、運動器具がたくさんおかれています。エリザベートはそのプロポーション(特にウエスト)を保つために、若い頃から肉食を絶つなどの食事制限をしたり、運動器具を使って、部屋の中でもよく運動をしたりしていたと言われています。